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八十八夜

今日は、二十四節気の立春から数えて88日目。雑節の八十八夜です。

雑節というのは、二十四節気を補完する暦で主に農作業の目安になっています。

昔は、この時期まで遅霜に注意するように、と言われていたそうです。

霜が降りてしまったら、せっかくの農作物のが台無しですからね。

寒い夜には翌日の霜を恐れて対策をしていたのかもしれません。

そう思うと、お天気に構わず仕事が出来る現代は気持ちが楽ではありますが

お天気に敏感に反応せざるを得なかった農耕民族だったからこそ

日本には季節を楽しむ行事や歌がたくさん残っているのでしょうね。

 

さて、八十八夜で思い出すのは「夏も近づく八十八夜♬」というお茶摘みの歌ですね。

この時期に手摘みされた茶葉は新茶として高級品です。

昔は、不老長寿を叶えると言われていました。

いきなり現実的なお話になりますが、この時期はまだ害虫も少ないのです。

ということは、農薬の量も少ないお茶といえるそうです。

東京近郊の茶畑でお茶摘みが始まるのはもう少し先のようですが

普段、日本茶を飲まない方もこの時期の新茶は是非味わってみてくださいね。

本当に素晴らしい香りと色と味が楽しめますので。

 

先日の実用礼法入門講座では、お茶の出し方を学んでいただきました。

出し方に少し気を配るということが、心をこめるということに繋がります。

夏から始まる中級講座では、お茶の淹れ方を学んでいただきます。

美味しくなるように1つ1つの動作に気を配るということは、

即ち心をこめるということ。

基本を体得したら、相手に合わせて臨機応変にすることが出来ます。

それが本当の「もてなし」です!

中級講座から受講することも出来ます。

日程などはこちらからメール登録いただきますと、早めにお知らせが届きます。

https://www.reservestock.jp/subscribe/48743

穀雨(こくう)

今日は、二十四節気の「穀雨」です。

「穀雨」とは、田畑の準備が整い、

本格的な農作業に入る前に

田畑を潤し穀物の生長を促す春雨のことをいいます。

野菜も草花も青々と葉を育てる時期に入ります。

 

この時期の雨のことを

「菜種梅雨(なたねづゆ)」とも言いますね。

 

この間まで寒さに凍えながらお花見をしていたのに

ここ数日は日本各地で夏日となったり…。

異常気象のようです。

とはいえ、ゴールデンウィークもすぐそこです。

初夏は近くにあるのですね。

 

ゴールデンウィーク時期は昼間が夏日でも

夕方から夜にかけては気温が急に下がる事も多いですね。

1日の中でも寒暖の差が激しい季節に入りますので

どうぞ1枚羽織る物をお持ちになって

体調を崩されないように

気を付けてくださいね。

 

二十四節気は、ピンポイントでその日を示すこともありますが

概ね、その日から15日間を指します。

穀雨の期間の終わりごろには、

八十八夜があり、すぐ立夏です。

 

そして、田植えの時期がきて夏がきて

秋に収穫し、冬がきます。

必ず訪れる素晴らしい循環。

当たり前のようですが、ありがたいことです。

 

今日も良い1日でありますように。

 

 

清明

4月4日は、二十四節気の「清明」です。(年によって4月5日)

今日は、その暦通りの清々しく明るい1日でしたね。

 

「清明心」というのは、古来から日本人が大切にしてきたものです。

「清き明(あか)き心」とは、

お互いに心に含むところなく,素直に真情で付き合うこと。

人とも自然とも「融和」することです。

マナーの根幹に関わる思想です。

 

私達は、そんな「清明心」を大切にするご先祖様の

血を受け継いでいます。

私達、お祖父さんやお祖母さんといった

顔を見た事のあるご先祖様だけでなく

それぞれに両親、そして祖父母がいて

さらにその方達にもそれぞれ両親がいて…

 

気の遠くなるような命の連鎖の果てに

私達は存在しています。

そして、その命は須らく清らかで明るいものなのです。

 

草木が芽吹くこの季節は

命の誕生のような生命力に包まれていますね。

 

どんな人も、一人残らず全ての命が清らかで明るく

貴いものなのだと

今日はそんな事を思う日なのかもしれません。

 

どうか身近な方の命を慈しんで

道ですれ違った見知らぬ方の命も慈しんで

無限の命の繋がりを感じてください。

 

この世の命が一つでも

粗末に扱われる事のないように祈っていてください。

 

そして、「清き明き心」を忘れないよう

「融和」とともに大切に育んでいきたいものです。

 

中国では、この日は「清明節」といって、

祖先のお墓の草むしりをして掃除をするそうです。

そのために「掃墓節」とも呼ばれる、日本のお盆のような日とのこと。

 

祖先に思いを馳せ、命を慈しむという意味では

日本も中国も一緒ですね。

 

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