武士道と太田道灌

太田道灌ゆかりの地『山吹の里』を訪れました。

道灌が鷹狩りに出た際、急な雨に降られて近くの民家で簑を借りようとしました。

民家の娘は何故か簑ではなく山吹の花を差し出し、道灌は不審に思ったとのこと。

それが実は、後拾遺集の中務卿兼明親王が詠まれた

「七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき」

という有名な古歌にかけて、花が咲いても実のつかない山吹のように、余りにも貧しくてお貸しする蓑のひとつもございません、という返答だったと後で知るのです。

道灌は里の娘ですら知っている和歌を知らなかった自分を恥じて、それからは歌の道にも精進します。

それが武士道精神としてあまりにも有名な道灌の臨終のエピソードに繋がるのです。

それは、道灌を槍で刺した刺客が和歌に通ずる道灌に向かって上の句を投げ掛けます。

『かかるときさこそ命の惜しからめ』
(こんな時はさぞ命が惜しいと思うだろうに)

道灌は致命傷を負いながらも下の句を詠んで息絶えたといいます。

『かねて亡き身と思い知らずば』
(常日頃、覚悟が出来ていなければ(覚悟が出来ているから惜しくはない))

死に直面しながらも、ジタバタしないこと。
それが武士道で言うところの『勇気』なのです。

武士の美学ですね。
太田道灌、カッコいい……
と普通に思ってしまいます(*^^*)

ちょうど紅葉が見頃でしたが、次は山吹の花が満開の頃に訪れてみたいものです。

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