今日は二十四節気の清明です。
草花が生き生きと生命力に溢れだす季節。
例年だと桜が満開の頃ですね。
今日は、曇っていて少し肌寒い1日でしたが、近くまで来たので、靖国神社にお参りしました。
桜は既に葉桜になりかけていましたが青々とした木々のなんと生命力に溢れていることでしょう。

日本では人の命も元来「清明」であると考えられていました。
「清明」つまり、清らかで明るいという事です。
元々の命はどんな人でも生まれた時は清らかで明るいのです。
人間誰しも、人を恨んだり妬ましく思ったりすることがあるかもしれません。
時には心のお掃除をして、清らかで明るい命であるという事を思い出してみるのも大切です。
そんな時に役に立つのは、自然に触れること。
本当にこの芽吹きの季節は木々に触れるだけでも命が癒されます。
私たち人間も、この自然の循環の一部であるという事を感じて。
生きていれば、意地悪な人、悪いことをする人、いろんな人に出会うと思います。
全ての人は、本来清らかで明るい命なのだということを思い出してください。
相手を攻撃してしまう人は、とても弱い人なのです。
自分を守ろうとするあまり、相手を攻撃してしまうだけ。
だから、どうかそんな人を責めないでください。
礼節(マナー)とは、相手も一つの清明な命である事を認めて尊重することです。
責めないで受け入れる事も礼のうちです。
そんなことが広がった時に平和な社会が来るのではないかと思います。