みなさま、こんばんは。
7月23日(日)に和食のマナー講座&実践ランチ会を開催いたしました。
7名満席での開催となりました。ありがとうございます。
今回ご参加くださったのは、男性1名、女性が6名。
しかも20代の女性がお2人も♪
お若いうちにマナーを学ぼうとする姿勢、素晴らしいですね。
これからが楽しみです!
講座では、まず和室にて和食の基本マナーと和室の作法をお伝えしました。
「初めて知った!」という声やご感想も頂きました。
やはり身近でありながら意外と知られていないのですね、和食のマナーって。

そして今回は初めて
◆マナー以前のマナー
◆お食事の作法
◆美しく見える所作
の三段階を説明いたしました。
マナーというのは、「マナー以前のマナー」が出来てこそ
その上の段階の「お食事の作法」や「美しく見える所作」が生きてきます。
だから、一番大切なのはマナー以前のマナー。
それは、姿勢と音の慎み です。
せっかく、作法が完璧であっても
肘をついて食べていたのでは、台無しですものね。
どうも世間のマナーの記事やテレビ番組では、基本をとばして
高レベルなこと、しかも絶対に正しいというわけではないものを
絶対的なマナーとして紹介しているケースが多いのです。
だから、これは入れたいと思ったのです。
本来は、マナー以前のマナーが守れていれば、あとは国や地域の文化や格式によって臨機応変にすれば良いのです。
臨機応変に出来るようになるために、私たちはマナーを学んでいるのですよ。
そして、和室の最後に「和室の三大タブー」についてもご説明いたしました。
和室のマナーは日本の文化。
守っていく必要があります。
畳の文化、もっともっと理解しようとする方が増えると良いな、と思っています。
というわけで、マナー本やインターネットではみつけられないようなことをお伝えしております。
「嫌い箸」などはウェブで調べられますので、皆さまも時々はご覧になってみてくださいね。
さらにその上の知識や歴史背景をお知りになりたい方は、是非、講座を受けにいらしてくださいませ。
和室の講座後は、パークハイアット東京の40階にあります「梢」にて美味しいランチを頂きながら、所作を確認いたしました。

最初は、皆さま緊張気味でした。
どうしても、お椀よりお箸を先に持ってしまう…。
とにかく無言で集中、という姿が印象的です。
やはり空のお椀でするのと、実際のお食事で体験するのでは違いますね。
3週間も練習すれば、無意識に刻み込まれますのでご安心くださいませ。
とは言え、こんなふうに動作に集中することも自分の内面磨きになります。
「集中力・決断力が養える」というご感想をいただく、武家の礼節レッスンと同じ効果ですね。
嬉しいご感想も頂いておりますので、次回のブログより順次ご紹介させていただきます。
このようなご縁のある方に参加頂き感謝です。
ご縁の輪と和ごころの輪が広がっていくことを切に願っております。
