Archive for 暦・節供

清明(せいめい)

今日は二十四節気の清明です。

草花が生き生きと生命力に溢れだす季節。

例年だと桜が満開の頃ですね。

今日は、曇っていて少し肌寒い1日でしたが、近くまで来たので、靖国神社にお参りしました。

桜は既に葉桜になりかけていましたが青々とした木々のなんと生命力に溢れていることでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本では人の命も元来「清明」であると考えられていました。

「清明」つまり、清らかで明るいという事です。

元々の命はどんな人でも生まれた時は清らかで明るいのです。

 

人間誰しも、人を恨んだり妬ましく思ったりすることがあるかもしれません。

時には心のお掃除をして、清らかで明るい命であるという事を思い出してみるのも大切です。

そんな時に役に立つのは、自然に触れること。

本当にこの芽吹きの季節は木々に触れるだけでも命が癒されます。

私たち人間も、この自然の循環の一部であるという事を感じて。

 

生きていれば、意地悪な人、悪いことをする人、いろんな人に出会うと思います。

全ての人は、本来清らかで明るい命なのだということを思い出してください。

相手を攻撃してしまう人は、とても弱い人なのです。

自分を守ろうとするあまり、相手を攻撃してしまうだけ。

だから、どうかそんな人を責めないでください。

礼節(マナー)とは、相手も一つの清明な命である事を認めて尊重することです。

責めないで受け入れる事も礼のうちです。

 

そんなことが広がった時に平和な社会が来るのではないかと思います。

啓蟄(けいちつ)

今日は二十四節気の啓蟄です。

『啓』はひらく

『蟄』は土篭りする

冬眠していた生物が土から出てくる頃

と何十年か前に国語の先生に教わりました。

午前中、家の近くの神社に行きましたら、

いかにも土の中から虫が這い出してきそうな啓蟄らしいお日よりでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔の子女教育では、会食などの際の会話は

『花鳥風月』についてお話するのが良いとされていました。

 

ちょっとご近所の方に出会ったときに、ふとお天気のお話をするのが日本人。

それを笑う方もいますが、実は誠に風流な躾の名残なのです。

二十四節気は農耕民族に欠かせない暦ですが

暦を知っていれば、

晴れてる曇ってる、暑い寒い

という以外にももっともっと話題が広がりますね。

 

 

3月17日(土)和食のマナー講座を西新宿にて開催いたします。

ワンランク上の所作を身に着けたい方、ご参加をお待ちしております。

3月17日(土) 和食のマナー講座

 

上巳の節供

3月3日は、五節供のひとつ上巳の節供です。

上巳というのは、上旬の巳の日のこと。

聞きなれない方も3月3日の「桃の節供」と言えばおわかりになるでしょうか。

お雛様を飾る女の子の節供として知られていますね。

 

でも、元々は女の子の日ではありませんでした。

水による禊(みそぎ)の日だったのです。

いわゆる流しびなというのは、現在でも行われている地域があります。

この日に、人の形をした紙に名前を書き、川に流して厄を祓っていました。

そこから、お人形遊びを女子がするようになり、お人形作りも盛んになっていたようです。

 

元々の意味を重んじて、目鼻口のない紙のお雛様を用意するという方もいらっしゃいます。

また、桃を飾るのは中国から伝来した頃からのようです。

桃の枝は邪気を祓うと言われていたそうです。

 

旧暦の3月3日は季節の変わり目ですので、疫病が流行ったり、体調を崩すことが多かったそう。

昔は現代のように医療は発達しておりませんので、本当に命取りだったのです。

ですから、そういった厄災から身を守るために、こうした行事を行って禊をしたり、

神様にお供え物をして、健康と長寿を願っていたのです。

 

 

 

お雛様、こんなふうに紙で作ることも出来ますよ。

薄橙色の女雛にはお扇子、薄緑色の男雛には笏を持たせました^^

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