Archive for 暦・節供

秋分

秋分は春分と同じく昼夜の長さが等しくなる日です。

太陽は真東から昇って真西に沈みます。

秋分を過ぎると次第に夜の方が長くなっていきます。

 

この日は空きの彼岸の中日で、国民の祝日の一つ『秋分の日』に定められ

亡くなった人の御霊を偲ぶ日となっています。

 

春分と同様、

西方の遥か彼方にある極楽浄土と現世がもっとも近くなる日として

各家庭ではおはぎや五目寿司、また個人の好きだったものなどを作り

仏前や墓前に供えます。

そして、家族揃って墓参りに出かけ、祖先の霊を供養する日でもあります。

 

今日、お墓参りに行った際にも彼岸花を見かけましたが

毎年、律儀にこの時期になると必ず咲き始めますよね。

私は、田んぼのあぜ道の脇に咲いているような様子が

いかにも日本の原風景という感じがして好きです。

 

この彼岸花、世界各地にあるらしいですね。

インドでは「マンジュシャカ」と呼ばれていて

サンスクリット語で「天界に咲く花」という意味だそうです。

日本でも別名は「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」と呼びますね。

意外だったのは、アメリカにもこの花はあるそうで

アメリカ名は「ハリケーン・リリー」

ハリケーンの時期に咲くからこの名前になったそうです。

 

日本では、少し暗いイメージの彼岸花ですが、呼び方が変わるだけで、

いきなりアッケラカンとしたイメージに変わるから不思議です(笑)

 

やはり彼岸花は、少し影のある雰囲気の方が合っている気がするのは私だけでしょうか^^

光があるから影があり、影があるから光が明るく感じます。

これから長くなる夜に供えて、本でも読んでみようとお考えの方に…

谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」、いかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

重陽の節供

9月9日は、五節供のひとつ重陽の節供です。

陽の数字(奇数)の中で一番大きい”9”が重なるので、おめでたい日とされていました。

元々は、五節供の中で一番重要とされていたのです。

別名は、菊の節供です。

 

この日は高いところに登り菊の花を浮かべたお酒を飲むと

災いを避けると言われていました。

 

また、菊の花の上に綿を置いて一晩置き、

翌朝に菊の香と夜露のしみた綿で体を拭うと不老長寿を得られたと言います。

これを「菊の被せ綿(きくのきせわた)」といいます。

 

江戸時代は、五節供が公式の行事でしたが、この重陽の節供の日には

菊の花と栗をお三方に載せて、熨斗を添えて飾ったそうです。

 

実は、9月9日といっても旧暦のこと。

現代の9月上旬は、少し栗にも菊にも早い時期かもしれません。

 

しかしながら、ここは何でもある時代のありがたいところ。

菊も栗も手に入りますよね!

お酒に菊の花びらを2~3枚浮かべるだけでも素敵ですし

災いを避けられそうな気がしませんか?^^

 

和菓子屋さんに行くと、

「菊の被綿」を模したカラフルで可愛らしい

練り切が売られる時期です。

 

 

 

 

 

 

 

不老長寿を願って、そんなお菓子をお茶のお供として頂いたり、

モンブランを頂くのでも良いと思います♬

栗ご飯に食用菊のお浸しを添えれば、正統派の重陽の節供御膳が出来そうですね。

 

重陽の節供は、農村部では収穫を祝う意味もあったようです。

菊や栗を取り入れて、皆さま、それぞれの方法で秋を楽しんでみてくださいね。

 

そう、意識して取り入れる、ということが大切なのです♡

 

 

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処暑

今日8月23日は、二十四節気の処暑です。
今年は、真夏は涼しく雨や曇りばかりでしたのに、急に今日から暑さがぶり返しましたね!
 
処暑とは、「暑さがやむ」という意味で、暑さの峠を越える時期のはずですが…。
失くした夏を取り戻そうとしているかのような、残暑の厳しさですね。
 
熱中症などには、十分に気を付けたいものですね。
高齢の母は、
「水分をこまめに摂れと言われても喉が渇かないのに飲めない」
と言っております。
 
年配の女性は、意外と温かい飲み物の方が飲みやすいという方も多いようです。
臨機応変に対応したいものです。
 
そんな母ですが、とらやのかき氷(宇治金時)が好物で、毎年赤坂に食べに行っておりました。
私もかなりの好物です。必ず白玉をトッピングします。
 
お茶がしっかりと濃くて、しっかりと甘みもあって、何より小豆が美味しいです。
水分を摂りずらい時には、かき氷も良いですね。
 
ところで、冷凍庫のない時代、夏に氷なんて庶民は食べられませんでした。
江戸の将軍のところへ向けて、北陸の氷室から運んだと言われています。
何日もかけて真夏に運ぶので、大きな氷の塊が江戸に着くころには
10分の1以下にまで小さくなっていたとか。
 
同様に、氷がありませんので基本的にアイスの飲み物はなかったのです。
せいぜい、ぬるめの温度。
 
豊臣秀吉と石田三成の出会いの場面は有名です。
長くなりましたので、このエピソードは次回に^^
 
とにもかくにも、
真夏にかき氷が食べられるのは、とってもありがたいことなのですね。
 
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