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もてなし
さて、先日は節分でしたが
節分と言えば豆まきだけではありません。
柊の枝にイワシの頭を刺したものを玄関に飾るのをご存知ですか?
これは「魔除け」なのです。
子どもの頃に見かけて、とても恐ろしく思ったのを覚えております。。
最近では見かけなくなりましたでしょうか。
「イワシの頭=臭いもの」で魔除けになるのです。
以前、2月にある料亭に行きましたところ
前菜のお皿に、柊の小枝が添えてあり
4センチ四方くらいの小さなタタミイワシが載っていました。
まさに、この節分の魔除けをイメージした盛り付け。
これも、この風習を知っていたから気づけたこと。
「わぁ~節分だからか!」と思う。
これが、もてなしです^^
まさにもてなしとは、双方の心が通い合って
初めて成立するもの。
もてなす側だけが一生懸命でも意味がないのです。
茶の湯では、もっともっと高度な謎解きのような
もてなしが展開されます。
器の種類やお軸やお花や香炉
それらの色や名前(銘)などから
暦や行事や故事を連想させます。
もてなされる側だって気を抜けないのです。
だから、私たちもお客様としてお店に伺うときや
ご友人のお宅にお邪魔するときには
しっかりと気を張って
もてなされるにふさわしい客人になりましょう。
実践礼法ベーシック講座では、「もてなし」についても学んでいただきます。
まずは、和室の作法体験レッスンを受けてみてくださいね^^
着席ブッフェのマナー
とあるお仕事をお手伝いした関係で、
この2皿の他に、温かなお魚料理と
お寿司とデザート盛り合わせを頂きました。
「小食だけどブッフェが好き」というのが口癖でしたが、
そこまで食べたらもう言えないですね。
ブッフェのマナーは何度も書いていますが、
今まで書いたことがないことで気になったのは…
あまりにも大量に残している方をお見掛けすると
「どうかしましたか?!」って思います。
もし、スタッフの方が取り分けたものをテーブルまで届けてくださったら、
苦手なものは辞退したら良いのではないかと思います。
運ばれたローストビーフに手を付けて半分以上残すのは、
何とも寂しい気持ちになります。
たくさん食べたくないときにはご自分で取りに行って
「1枚だけください」と言えばよいですし
脂身が苦手でしたら
「脂身が苦手です」と言っておけば除いてくれますよ。
食べられる分だけを少しずつ何度も取って来れば良いですよね。
この時の前菜には、
たくさんのエディブルフラワー(食べられるお花)が使われていて、
春らしさ満開でした。
このような飾り付けは自宅でも参考になりますよね!
お客様がいらしたときに、
アイスクリームにちょっとフルーツとお花をのせてお出しするだけで
高級レストランみたいになりそうです🌸
目の保養にもなり、勉強にもなりました。
少しの工夫で日々の生活は豊かになります。